彼等から逃げなくちゃ。 私の姿は知られていないと思うけど……万が一知られていて、捉えられたら……。 怪盗レッカの危機につながる! 無我夢中で走っていると、一軒の喫茶店にたどり着いた。 「……ここはどこ?」 全く知らないお店。 でもどこか惹かれる……懐かしく、温かいお店。 カランカラン。 無意識に扉を開いていた。 優しい音色が店内に響く。 「いらっしゃいませ」 音色よりも優しく、私を迎えてくれたのは一人の紳士だった。