「別にレッカが相手にしてくれなくたって……」 私が足早に廊下を駆け抜けていると、 「姫!どこへ行くんですか!」 事務局のスナフキンが止めに入ってくる。 姫なんて……肩書ばかり。 彼は私よりポッコラ監督率いる探偵団と、 ドラゴン警部率いる警視庁の部隊に夢中になってる。 それに彼は私がいなくても勝利を確信している……。 私がいなくても……。 「私のことは放っておいて! 絶対レッカには言っちゃだめよ!」 洋館から出て行こうと、エントランスに差し掛かった時、一つの人影が見えた。