こうして亘理はあの優しい喫茶店へ、怪盗レッカに連れられて帰って行った。 「レッカは今頃、亘理を送り届けているのかしら……?」 窓の外を見ながら呟いていると部屋にノックが響いた。 「はい」 「失礼いたします」 現れたのはブルーハワイだった。 「どうしたの?」 「亘理が最後にココアを……」 ブルーハワイの顔は相変わらず憂いを帯びている。 「そのココアは……きっとブルーハワイの分よ」 「え?」 ブルーハワイは不思議そうに私を見つめ返してきた。