「…………あ……玖音、さん?」


「あ?」



俺は振り返った



そこには


あの日と同じように


リオンが立っていた




「やっぱり玖音さんだ」


「…リオン」


「なんだか‥久しぶり、ですね」


「そうだな…」


「…お墓‥参りですか?」


「…まぁ、そんな感じだ」




俺が言うとリオンは


俺に近づいてきた




「もしかして……浬音さんの…お墓、ですか?」


「……あぁ」


「……昔の僕が…眠る場所‥」