「リオン、俺に力を貸してくれ。父さんを倒す為に」



俺の言葉に


リオンは一瞬驚いていたが


直ぐに微笑んだ



「僕にできることがあるのなら…喜んで」


「‥お前にしか出来ないことだ」


「がんばります。僕‥どんな事があっても、玖音さんを守ります」



リオンはフワッと笑った



そして


浬音の墓の前に座り


手を合わせた



「浬音さん。僕は浬音さんを越えてみせます」



リオンの顔が


穏やかになった