愛して野良猫



「リオンは浬音であって、浬音ではない」


「え……どういうことですか?」


「リオンは浬音の生まれ変わりだ」


「生まれ変わり?そんなの‥あるわけないじゃないですか…」


「本当のことだ」



陽炎は少し‥


戸惑っているみたいだった



「リオン。何故、陽炎と言ったんだ?」


「なんと‥なく。頭に浮かんだので」



リオンは


苦笑いしなが言う



陽炎はポカーンとしていた