「貴方の名前は…?」


「…玖音だ」




俺の言葉にリオンは


目を見開いた




「…玖音?」


「?…あぁ」


「僕‥‥貴方に会ったの‥初めてですよ…ね?」




リオンは


見開いた瞳で


俺をジッと見つめた





「初めてだと思うが…」


「ですよ…ね。僕‥なんだか貴方に……会ったことあるような気がして…」




リオンは苦笑いしていた