「合宿、なんだかんだ楽しみだな。」 帰り道、勇介は微笑んでそう言った。 「そうだね、きっと私はたくさん息子が出来たように洗濯機と格闘してるよ。」 「そっか、お前が一番大変かもな。」 「まずは掃除洗濯…食事の手配と、部員の見張り番と、勇介の子守?」 「子守ってなんだよ(笑)。」 「怖くて寝れないとか、トイレに一人で行けないとかあったら面白いなぁって。」 「………。」 「え、ほんとに無理だったりした!?」 私は思わず吹き出す。