゙幼なじみ゙という名の壁~素直になれなくて~






月穂を捜そうとしたが…
人が多すぎて見当たらない。



せっかく、ゆっくり
話せると思ったのに……。




ガックリと肩を落としながら
仕方なく、仲間たちの所へ
行こうとすると…


「星磨ッ!!!
…やっと見つかった!」


月穂が俺の名前を呼んだ。

捜してくれてたのか
息が少し切れている。


「俺も捜してた。
…見に来てくれてありがとな。なんかすげぇ頑張れた。」




久しぶりに
素直な感謝の気持ちを
伝えることができた。