先に声を上げたのはお母さんの方だった。

「あの子は、息子は生きてますかっ!?」

少し遅れて私も言った。

「零夜は助かったんですよね?」

「息子さんは・・・」

お医者様の言葉を遮って聞こえた声。
それは・・・