そして、母さんは一昨日死んだ。

交通事故で、死んだ。

だから、それが怖くて、怖くて、
この鍵鐘市に引っ越してきたんだ。

母さんが大事にしてた指輪を貰って、
それを形見にして、この市に来て、

僕は家に帰って、水を飲もうとした。
でも、おかしな事が起きた。

僕が水に触れたら、水は、氷になった。

そして、脳裏に変なものが浮かび上がった。

僕は立ち眩みがして、その場で倒れてしまった。