「女同士だから分かることもあるの。」 そう樹里亜が言ったときだった。 「大変ですお嬢様方!!!!」 使用人の1人がものすごい勢いで部屋に入ってきた。 ……いや、飛び込んできたというほうが妥当かもしれない。 「どうしたの?」 これは……ただ事じゃない。 ここまで取り乱すなんて…。 「西園寺グループと三条財閥と……ハァハァ…、妙蓮寺グループと二階堂財閥の…っ、…ハァ……株価が一気に暴落しました……っ!!!!」