「緒川総司(おがわそうじ)くん?」



確か同じクラスの学級委員だった気が・・・



「おっ。凄いね。
覚えてくれてるんだ」



「まぁ。特徴のある人だけ・・・ね」



私は下を向いた。



「ツッコムべきか・・・考えたんだけど。
やっぱり言うわ・・・。」



緒川総司は無理やり私の目を見て



「何で泣いてるの?」



と言った。