「えっちって何?」 「莢乃はまだ 分かんなくていいんだよ」 「ふぅーん。 分かった!」 莢乃ちゃんはそう言いながら、私と爽也を見た。 「莢乃ちゃん。 おばーちゃんと、デパート行こう」 「行く行く! 玩具買ってね」 「莢乃ちゃんはいい子だったらね」 「うん!」 莢乃ちゃんという子と 私のお母さんは、手をつなぎ 病室から出て行った。