「私。車に乗ってるね」



「うん!すぐ行くね」



鞄を持って


玄関の写真を見た。




私たちの結婚式


私と爽也の周りには


顔見知りの笑顔が溢れている。




「ほら。
行くぞ?」



「うん。
爽也・・・」



「なんだ?」



「愛してる」



爽也は顔を赤らめて


分かってると呟いた。




END