「相馬って名じゃなく、もとの當間(とうま)に戻っていいですか?」




「お、お兄ちゃん・・・。」




當間莢斗

當間莢乃


だったんだ・・・。



「俺。あんたみたいな
たいして歳の変わらない女・・・
お母さんなんて呼ばないから」



――――グサっ



「誰も呼べなんて言わないよ。
第一、3歳しか変わらない奴にお母さんなんて言われたくない!」




「フッン。
ムキになってんの?」




「そう・・・って言ったら?」




「はぁ?」




「あんたね。
もう少し、悲しそうな目でもすれば?
クソ生意気過ぎるのよ。
一発殴らせろ!!」