「おめでとう。
大事にしろよな!」



遠くから聞えるその声に


私は何度も、何度も頷いた。



だってもうこれ


枯れないようになってるんだもん。




「爽香」



「「キャァァ!!」」



黄色い声を浴びながら


私はお姫様抱っこされた。



「爽也・・・恥ずかしい」


「そうか?
まぁ。いい思い出だな」




そして爽也は


指を見てみと言った。