全部、透明な窓ガラス



たったガラス一枚を挿み


私たち同級生は再会した。




「爽香?」


口元がそう言っている。



私は首を振りながら


りっちゃん達とは


反対方向に


足を進めた。



「サヤカ!?」



どんどん声が大きくなっている


りっちゃん達。