_______________ 「てめぇ。誰に向って 刃物を向けてんだ?」 「爽也が私よりも愛している ・・・爽香。 この女が死ねば・・・ 私を見てくれるんでしょ?」 「そいつを刺しても 俺はお前をあいさねぇー」 「何で?」 私を庇うように守り 爽也はこう言った。 「俺の本当に好きな 爽香に刃物を向けたんだ。 もうお前を嘘でも好きになれない」