「どうしても理由を聞きたかった。
あのデートの日から・・・・
爽香さんに会えなくなって
莢乃は泣くし・・・
めちゃくちゃだったんだよ!
理由を聞かなきゃ・・・
やってられなかった」



デートの話をしたのは


莢斗くん・・・



責任を感じているのかも知れないと


思った。




「莢斗くんのせいじゃない・・・」



「父さんもそう言っていた。
でも・・・気になるんだよ」




私は・・・


説明さえせず



二人の前から消えた。



莢乃ちゃんには、まだ理解なんて出来るはずがない。



私だって


よく分かってないのに・・・




「ちゃんと・・・
お話・・・したいな
莢乃ちゃんと・・・莢斗くんにも」