ある日、予備校の教室のドアから中を覗くと、信じられない光景を目の当たりにした。
ドアのすぐそばの席に座ってるすだちに碧様自らが話しかけている。
会話が聞こえる。
「須田さん」
「何?」
「この前の模試の個人成績表、もう取りに行った?」
「うん。昨日、模試のデータ結果なら窓口で受け取ったよ」
「それ今、持ってる?」
「鞄の中に入れっぱなしだから持ってるよ」
「見せるから君のを見せてくれないか?」
「いいよ」
そう言って鞄の中から模試のデータを取り出し、すだちは碧様に渡す。
碧様もすだちに自分のデータを渡した。
これは何?
もしかして、模試の結果を見せ合いっこしてる?
「いつのまに友達になったんだろー?」
背後からたまきが、私が疑問に思ってることをそのまま口に出した。
「はあ。すごい。初めて見たよ、A判定。B判定も出すのが難しいのに。東大合格は確実だね」
模試の結果を見ながら、感嘆のため息混じりにすだちは言った。
「須田さんこそ、すごいよ。僕より英語の成績が良い。C判定でもこれから頑張れば伸びると思う」
すだちの模試の結果を見て、碧様が賛辞を送る。
二人とも互いに誉めあってる。
イイ関係みたい……。
どうして?
ドアのすぐそばの席に座ってるすだちに碧様自らが話しかけている。
会話が聞こえる。
「須田さん」
「何?」
「この前の模試の個人成績表、もう取りに行った?」
「うん。昨日、模試のデータ結果なら窓口で受け取ったよ」
「それ今、持ってる?」
「鞄の中に入れっぱなしだから持ってるよ」
「見せるから君のを見せてくれないか?」
「いいよ」
そう言って鞄の中から模試のデータを取り出し、すだちは碧様に渡す。
碧様もすだちに自分のデータを渡した。
これは何?
もしかして、模試の結果を見せ合いっこしてる?
「いつのまに友達になったんだろー?」
背後からたまきが、私が疑問に思ってることをそのまま口に出した。
「はあ。すごい。初めて見たよ、A判定。B判定も出すのが難しいのに。東大合格は確実だね」
模試の結果を見ながら、感嘆のため息混じりにすだちは言った。
「須田さんこそ、すごいよ。僕より英語の成績が良い。C判定でもこれから頑張れば伸びると思う」
すだちの模試の結果を見て、碧様が賛辞を送る。
二人とも互いに誉めあってる。
イイ関係みたい……。
どうして?