空と海が交わるとき


俺が指差した先



果てしなく広がる空




果てしなく広がる海




その先に、青と蒼が交わった場所



「…水平線?」



計の言葉に俺は頷いた。



「あそこなら、何か交わってる感じしねぇ?」



どこまでも続いている空と海



だけど、水平線で漸く2つの青がぶつかり合う




「…昔、父さんが教えてくれたんだ。」



ーー空と海が交わるように、いずれ私達にもそういう時代が来る。
湊、その時代が早く来るよう…私達も努力しなければならないよーー