俺はお墓の前で、合掌していた。 お墓の名前には、俺の両親の名前 本人達の意志により、お墓は普通の墓地の中に建てられた。 「…国王様、王妃様。」 後ろの方から嗚咽が聞こえた。 五年経った今でも、皆吹っ切れては居ない 特に、城の中で親しくしてた連中は… 勿論、俺だって最初は何が起こったか分からなかった 二人が、海の民に殺されたなんてーーー