瞬間だった ズブリ、と嫌な音を立てて 司の腹に、海色の剣が突き刺さった。 「…莉、子…。」 耳元に聞こえる司の声。 同時に、空から雨が降ってきた。 「…ごめんね、司。」 だけどこれは必然だから 私の、存在する理由だから 「湊に伝えて?」 小さく、司の耳に囁く莉子。 雨が二人を濡らした。 「…サヨナラ。」 薄れていく意識の中で 司が見た莉子の瞳は 海色に変わっていたーー