握ったその手は、私以上に震えている。 …そうだよね 蒼我君の方が、私より何倍も怖い筈 危険を犯してまで危機を教えに来てくれたのに… 駄目だ、怖がるな このままじゃ蒼我君は捕まって酷い目に合う 私が…私が護らなきゃ! 「っ…走るよ、蒼我君!」 返事なんて聞かず 私は蒼我君の手を掴み一気に走り出す。 「待ちなさい!」 後ろを振り返らないで 私達は街の方に走り続けた。