『幼なじみ』 その言葉に、一瞬心が乱されそうになる。 「…だから?そんな理由で俺と佐々木が付き合うのに関係あるって?」 俺は見ていられず目線を逸らした。 瞬間、ザリッという足音と共に 左頬に衝撃が走った。 「!」 咄嗟の事に受け身も取れず倒れ込む。 司は俺の胸ぐらを掴んだ。 「いい加減にしろよお前!何が佐々木と付き合ってるだよ! お前は莉子の事が好きなんじゃねぇのか「うっせぇよ!!」