「びっくりした……。まさか、真由と進君達が知り合いだったなんて。まさか真由が、」

真を想っていたなんて。

真由は、『また様子みにくるね』そういって帰った。
部屋にはまた、私と進君が残った。


―『真由、なんで彼氏つくらないの?モテるのに』


以前、私は真由に聞いたことがあった。
真由は少しだけ困った顔をしてから、でもはっきりと言った。

―『大好きな人がいるの。その人が、忘れられない。でも、その人はきっと一生、私に振り向いてくれない……かな。』―