こんなところで、私の名前がでてくるとは思わなかった。

私は、思わず涙を流した。




―………こころ。どんな時も、人を悩ませ、喜ばせる、一番コントロールの難しいもの。だからこそ………愛しい。心………俺は今でも、あの日の君を忘れられないんだ。君以外の女の子を、愛しいと思えないんだ。君は………俺のこころを掴んで放さない。君は言ったね。『苦しくっても、いっぱい傷ついても、その分、いいことがある。癒される。私は、いいことの方が苦しいことよりも少し多いって信じてる。』俺は今も信じてる。君の信じているものを、俺も信じてる。―