「進君………私真とは、一晩しか付き合ってないのよ?なのに…………いつの間に真はこんなに私の胸に入り込んだの?」

「心さん。」

「真のこと、もっともっと知りたかった!もっともっと、一緒にいたかった!」
「心さん!!」

進君が私を抱き締めた。
力強く。
そのぬくもりは、やっぱり、凄く、温かい。



そのぬくもりは、私に真を思い出させたけれど。
とっても心地よかったけれど。
とっても、辛かった。


真………本当に、もう、いないの?