真由が……ついに結婚するんだ。

「おめでとう、真由。」

真由は、真への想いを、時間はかかっても、思い出に変えた。
そうして、幸せの形を手に入れたんだ。

「ありがとう、心。勿論結婚式には来てくれるでしょう?」

勿論、と返事したかったけれど、少し不安があった。


「進君も……くるの?」

「進は私の弟みたいなものだもの。勿論、呼んだわ。出席してくれるっていってたわ。……まさか、心。私の結婚式に出席できないなんて言わないわよね?」