「心!」

私を呼ぶ声に、振り替える。
懐かしい、声。




「……真由!」

私の親友、真由。
私は進君の家をでて、会社に転勤願いをだした。
ちょうど人手の足りない支部があったため、すぐに受理され、私は九州にきた。


あれから、三年。

「こんな、何もないところまでようこそ。」

「心が全然こっちに帰ってこないからでしょう?一体いつまでここにいるつもり?」

「いいところよ?九州って。」