「私……諦めないから。」

美姫さんはそう言って、出ていった。



「……何があったの?」

「進……君。私……私……。」
「なんで、あなたはいつも、傷ついてるの?」

進君もでしょう?
進君だっていつも苦しんでて、私には力になれなくて。


優しくて、
強くて、
人を思いやれる。




そんなあなたを、


私は、愛してしまった。 


これは私の、罪。