「こんにちは!心さん。」

「……美姫さん!」

あれから、美姫さんは一週間に一度程のペースでこの家にくるようになっていた。

大抵休日にくるので、私も家にいることが多く、美姫さんとも話す機会が多かった。


「上がっていいですか?」

「あ……、進君は朝から少し仕事が残ってるっていって出かけたの。昼過ぎに帰るっていってたけど?」

「そうですか……。心さんさえよければ、お邪魔して待たせてもらっていいですか?心さんにちょうど話がありますし。」

「?いいわよ?」