私の何気ない一言に、進君は『……そうだよな。』って、少し寂しそうな顔をみせた。
「……進君?」
「……俺さ、兄貴になりたかった。強くて、優しくて、大きくて、真っ直ぐで。兄貴なら……」
「進君と真は違うわ。違って当たり前。でも、進君と真には似ている部分もあって。そういったものすべてひっくるめて、進君の魅力になりうるのよ。百パーセント真になんて、なる必要ないわ。」
私はそう思う。あなたは、あなたで、本当に魅力的なんだから。
今は……本当にそう思うんだ。
「……進君?」
「……俺さ、兄貴になりたかった。強くて、優しくて、大きくて、真っ直ぐで。兄貴なら……」
「進君と真は違うわ。違って当たり前。でも、進君と真には似ている部分もあって。そういったものすべてひっくるめて、進君の魅力になりうるのよ。百パーセント真になんて、なる必要ないわ。」
私はそう思う。あなたは、あなたで、本当に魅力的なんだから。
今は……本当にそう思うんだ。


