これくらいの、爽やかな香りは心地がよくて、安心する。

「そ?……心さんも、いつもよりおしゃれしてない?」

う……気付かれてたんだ。

「やっぱり、女の子だな。」

そういって、微笑んだ進君は、真よりも女の子の扱いが慣れてそう。


顔が少しだけ染まるのを感じながら、ようやく家を後にした。