実際、私が落ち着くことのできる場所は多くないし、私は人とすぐ打ち解けられない。



だから、出会って間もない進君と一緒にすんでいて、しかも、進君の腕の中でやすらぎを感じているなんて、自分でも驚いている。



いつの間にか、彼の優しさについつい甘えすぎな程、甘えてしまっていた……。



「………よし。とりあえず、家事、しとこ。」

今朝の食器を洗って、お風呂をわかして、入る。

お風呂にゆっくりつかると、身体の緊張がとれていく。