「どうして、ひろが……」
「真由にな、ちょっとだけ聞いた。でも俺最近出張多かったから、気になってたけどお前をみててやれなくて。ごめんな？」

弘………ひろは、そう言うけど、そんな必要はないのに。

「何言ってるのよ。私達はもう恋人ではないのよ？ひろに、気にしてもらう必要なんてないわ。」

「心……。とにかく、話してくれ。一人で苦しむな。お前の悪い癖だ。」

「……独りじゃないわ。」




独りじゃない。
孤独じゃない。




今は。