「はいっ!!私は大丈夫ですっ!!それより、ぶつかっちゃって…どっか痛いとこありませんか???」


女の子が聞いてきた。


『ぷっ…』


(痛いとこって…(笑)コイツおもしれぇ)


「あのぉ…」


女の子は遠慮がちに、少し心配そうに顔を覗いてきた。


『あっ、あぁ。大丈夫だよ。痛いとこ無いから(笑)』


女の子は俺が笑ってるのをみて、不思議そうな顔をしたが、俺の答えを聞いてすぐ笑顔になった。


「良かったぁ♪」


そう言った女の子を良く見ると俺と同じ特待バッジを付けている。