まず、“飽きる”とか“マンネリ”とかがよく判らなかった。
右京はやっぱり特別で、離れて居ても愛されてる実感があったし、自分も右京じゃないと駄目だと思わされる。
「ぶっちゃけさ~あの時も男ってマンネリ化しない?」
「するする!なんか単純化するよね~…何かの作業みたい!」
「流石に右京君もそれはあるでしょ?」
忍はうーん…と考え込んだ。
「うちは…マンネリにはならない…かも…」
そう答えるとセリとクミは顔を見合わせた。
「興味あるんだけど!」
「アンタ達、どんなHしてんの!?」
「ええっ!?…言えないよ!恥ずかしい!」
真っ赤になる忍にセリとクミが詰め寄った。
忍がタジタジになっている所に「盛り上がってるとこ悪いんだけど…」と右京が現れた。
「そろそろラストオーダー。ビールでいい?」
話の内容を知らない右京はセリとクミにジッと睨まれて怪訝そうな顔をした。
「…なんだよ…」
「右京君。アンタ忍にどんな事してんの?」
「…はぁ?」
いきなり話を振られて意味も解らず忍を見た。
真っ赤になっている忍を見て「あ~…」とにやけた。

