あんな完璧な人見たことがない。



振られたハズなのにミーシャはかえってスッキリしていた。



そんな自分が不思議だ。



きっと相手が右京だったからだろうとミーシャは思う。



『いいなぁ…ウキョウの彼女…』




右京がそれほどまでに想う女性ってどんな人だろ?



そう考えると明日が少し待ち遠しい。



再びベットに仰向けになって窓から月を眺めた。



雲は晴れて月はミーシャを照らした。



きっと自分にとって右京は月みたいな存在だ。



そこにあると安心出来て、見えてる間は自分を明るく照らしてくれる。



どこか暖かくて…どこか冷たい…



手を伸ばしても届かない“憧れ”…




自分も右京みたいに一途に誰かを想い続ける事が出来るのかな…



自分の未来に期待しながらミーシャは眠りに着いた。