貴方と私の秘密の関係

水曜日も和くんの授業…。


また顔を合わせなきゃだ…。


はぁ―――――…、どうしよう…。


「はぁ――――…」


「何溜め息なんか吐いてんだよ?幸せ逃げるぞ」


そう、後ろから声を掛けられた。


この声って…。


「浩ちゃん!!」


その声の主は、浩ちゃんこと、寺鉢 浩介(てらばち こうすけ)だった。


浩ちゃんは私の幼なじみで、お兄ちゃん的存在。


今は確か…大学3年生のはず。


記憶がちょっとあやふやで自信はないんだけどね。