玲奈はギュッと目をつむる。

すると・・
「うわぁぁーー!」
「!?」

山川が誰かに蹴られて勢い良く
転がった。

「いった・・!?」

蹴った足の主を見てみると・・

「師匠!!」
乃吉が目を覚まし、山川を蹴ったのだ!

「くっそ、タイムリミットを
過ぎていたか、山川!」
真希が山川に近づこうとした時・・

「させるかぁー!」
龍次が真希の腹を殴った!

「ガハッ・・。」
真希も地面に転がった。

「龍次・・!」

「くそぉ・・なめやがって!」
「もう、終わりだ!」
そう言って山川からナイフを取り上げた
のは、海斗だった。

「海斗・・。」
「大丈夫?」
満実と真理奈が玲奈に肩を貸して
くれた。

「ありがと。」