「何?悪い?」

「い、いえ」

何で来るんだろう・・・

「・・・心配なんだよ」

「え?・・・んっ!?」

西森君がボソッと何かを言った途端私の唇が塞がれた。

「な、何を!!?」

「え、何ってキス」

「っ///」

「悪い?」

悪いです!!

「何で?そんなことを?」

「ン?可愛かったから」

「へ!?」

「繭が」

「っ///」

「あ、生徒会」

「あぁ!!」

「行こっか」

「はい、って西森君、来るんですか?」

「口答えしたら、キスするよ?」

「申し訳ありませんでした」

「ん、行こっか」

「はい」

こうして似たようなやりとりをしつつ保健室を後にした。



ーーー・・・生徒会室に入ると、

「葉月さん!!大丈夫でしたか?」

「えぇ、心配かけてご免なさい」

「いえ、あの、ミスコンの・・・」

「誰にするか決まった?」

「えぇ」

「じゃあ交渉に行きましょう」

「あ、はい」