正月休みも終わり、またバイトの日々が始まった。


美華とは、昨日一日一緒に過ごした。


と言っても、何処かに出掛けるとかじゃなく、俺の部屋でマッタリしてただけなんだけどね!


さすがに、冬休みに入って、年末の忙しさを乗り切った後だから、何処にも行きたくなかったみたいで、俺の部屋で過ごしたいと言って遣って来たのに、殆どゴロゴロしてるだけの1日だった。


「明日って、美華シフト何時から!?」


『私は、開店から夕方の5時まで。』


「俺は、夕方4時半からラストまでだよ!

なかなか、一緒って訳にはいかないな!」


『仕方ないじゃん!

正月実家に帰郷している大学生が戻って来るまでは、頑張らなくっちゃ!』


「だよな!

学校も、そろそろ始まるな!

宿題は済んだのかい!?」


『あんなもん、アッと言う間に終わらせたよ!

そう言うリュウは!?』


「俺も済んだよ。

大体、毎日出勤前に3時間ずつ遣っていったら、1週間も掛からなかったさ!

原動機の宿題なんて、プリント10枚も有ったんだけど、1枚に1問しか問題が無いんだぜ!

やたらと難しいけど、10問解くだけだから楽勝だった。」


そして、1月4日


今日からまたバイトで頑張っていた。


兎に角、この日は長い1日だった!


夕方6時、前半のバイトも帰って、これから夜に向けて段々忙しくなっていくのだが、嵐の前の静けさとでも言おうか、店内には10組ほどしか入っていないので、俺は奥の事務所で在庫表を見ながら、発注する備品などを端末に入力していた。