なんだかんだで数日が過ぎた。

私は相変わらずで橋本くんの席をみたりしていた。


「ねぇ小春、あんた告白したんだよね?てか、なんで挨拶も出来なかった子がいきなり告白できんのかな?」


頬杖をついて私の顔を見ているみっちゃん。


「うん、私にも分からないんだぁ」


へらへらと笑う私にみっちゃんはため息をついた。


「小春の頭の中ってすごいわよね」


「そかな?」


「そうなの!で?なんで告白したのに返事がないのよ?」


「えっとね、私が好きになってもらえるように頑張るんだよ」


ニコッと笑った私にまたみっちゃんはため息をついた。


「小春なら大丈夫だと思うけどどうするの?」


「まずは手作りのお弁当だと思って作ってきた♪」


「へぇ、得意なものでおとそうってことね…」


みっちゃんが関心したように頷いてるけど、ただ食べてほしくて作ってきただけなんだよね…。


「へぇー…。手作り弁当かぁ、彩翔喜ぶんじゃない?」


後ろから聞こえた声にびっくりして振り返ると冬聖くんがお弁当を覗きこんでいた。


「ほんとにそう思う?」


「思う思う、彩翔もう少ししたら来ると思うから誘ってみたら?」


「うん!」


早く来ないかなぁ!


私は緩まる口をキュッと結んで橋本くんを待った。