恥ずかしがり屋な君と無自覚な私



休み時間


「それにしても橋本がねぇ、結構優しいじゃん」


「優しいのはもともとだもん…」


あの日からずっと…優しいまま…。


私はまた橋本くんの席を見つめる。


「まぁ地道に頑張んな」


「うん頑張る!」


私はガッツポーズをして、1人で燃え上がった。


その前に橋本くんに助けてもらったお礼しないと…。


ありがとうって言ったけどあれじゃたりない。


明日クッキーでも作って橋本くんに渡そう。


「こ・は・る・ちゃん♪」


冬聖くんがまた窓から顔を出す。


「冬聖くん…どうしたの?」


「えっとね、告白大丈夫だった?キスされそうだったって彩翔から聞いたんだけど…本当?」

うひゃ~橋本くん冬聖くんに話してたんだ。


なんか恥ずかしいな…。


「本当みたいだね…」


冬聖くんは苦笑いをする。


「どうしたの?」


「いや…いつものことなんだけど…いやいつもより…かな?彩翔が不機嫌だったからさ…」


ん?…そういえば橋本くんからそーゆうことを聞いたってことは…。


「冬聖くんさっきの授業サボっちゃったの?」


「あぁ…それでね、これ、彩翔が小春ちゃんに」


冬聖くんはニコッと笑うと紙を渡してきた。


「…?」


「読んで」


そう言われて、折られていた紙を広げる。


冬聖くんはみっちゃんに話しかける。


チラッと二人を見てた目を手紙に戻して読む。


紙にはぶっきらぼうに下手な字でこう書いてあった。