みあが傷つく事は ……無かった。 「みあ……ゴメン……」 俺はみあの体温を背中に感じて話す。 「謝らないで あたしは白金にありがとうって言う事しかしてもらってないよ」 その言葉に俺は胸が熱くなる。 俺は俺の胸のトコロにあるみあの手に自分の手を重ねる。 「行こう…白金」 みあはそう言うケド震えている。 「…………」 俺はみあをお姫様抱っこすると 部屋を出た。