「みあを守ってくれてマジでありがとな」 俺は猛に頭を下げる。 「…え」 猛は口を開けてポカーンとしている。 「んだよ…その顔」 「や…涼が頭下げるとか…なかなかねぇから…」 「俺はプライドなんか捨てれるくらいアイツに惚れてんだよ」 自分で言ってて恥ずかしくなってきた…。 猛を見ると顔が赤くなっている。 「涼…お前変わったな」 「…そうか?」 俺達はその後もしばらく屋上で話し合っていた。