「…ほら、陰で言われるのは良い気はしないじゃん?」 私の言葉に女子はうざそう。 聞く耳をまったく持たない様子。 別にいいもん。どう思われようと…。 言うなら正々堂々と言えばいいのに。 「美月さん」 不意に呼ばれた名前。 呼んだのは…雨宮の許婚、桜子さん。 金髪の長い髪が、窓から入る風に揺れる。 …綺麗。 この人は、雨宮の許婚にぴったりだ。