「タツは…私が好き…?」



言わないってわかってる。

でも、ムードに乗ってみた。

一種の賭けだ。



「亮英にまで嫉妬し始めた位にな」



「タツ……」



タツが答えてくれた。

はっきりと“好き”とは言ってないけど、これだけでも凄いと思う。



「……愛してくれる?;;」



何て恥ずかしいセリフだろう。



「えーけど。せやけど俺、赤より黒や白の下着の方が好きやねん」



…は? は? は?

私の恥ずかしさ返せぇ゛ー!!

ふざけてんじゃねぇ゛ーッ!!



「……ンンッ……」



何て事を思っても、タツのキスに溺れた私…。